このページでは通関士の資格を徹底解剖し、「難易度」、「どのくらい稼げるのか」「将来性」について説明していきます。
<通関士の難易度について>
通関士の合格率はその年によって大きく変わります。平成29年は21.3%でしたが、平成24年は8.6%でした。
そして、今後も1桁台か15%前後の合格率が続くと予測されます。
その理由としては合格者を減らす方向にあると感じるからです。
では通関士の難易度はどうなのかというと、
基本的には難易度の高い試験ですが、
同じ合格率が一桁台の社会保険労務士や行政書士に比べれば、
合格しやすいと思います。
というのも通関士を受験する方は、実際の通関業務に携わっている人が多く、
その業界は仕事が忙しいことで有名です。
そのため、しっかりとした試験対策が出来ないので、
受験者のレベルがそれほど高くないのです。
その証拠に学生やまったく関係のない業界の方の合格者が多くなります。
ですから、合格率ほど難易度は感じないのです。
しかし、決して簡単な試験ではなく、通信や通学を受講して、
プロの講師から学習法を学ばなければ合格するのが難しくなります。
独学だと通信・通学の何倍もの勉強時間が必要になり、
挫折する可能性が高くなります。
合格率ほどの難易度ではないといっても、
やはり合格率が1桁台の試験に合格するのは
大変です。
<通関士は稼げるのか>
通関士は独立開業型の試験ではなく、
通関業者(流通・メーカー・貿易など)に就職して仕事をするので、
一般の会社員の年収とさほど変わらないと思います。
ただ、通関士になるということは、ある程度現場での経験をつまなくてはいかず、
実際に通関士と名乗り仕事をしている頃には、
それなりに会社から認められているということですので、
その会社での年収は高くなっているはずです。
また、金額はまちまちですが、
資格手当てを支給する会社もあるので、
年収に多少の影響もあります。
<通関士の将来性>
現在のようにグローバル社会だと、
会社の大小問わず、頻繁に海外取引がなされます。
そうなると必然的に通関士の役割が多くなり、資格取得者が優遇されます。
実際に通関士の資格を持って入れれば、様々な業界での就職に強い傾向にあります。
その証拠にある年の通関士合格者の約5割以上が通関士以外の仕事をしているという
データもあるくらいです。
独立開業型の資格ではないので、爆発的に稼ぐ事はできませんが、
安定した仕事のできる資格です。

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※ここで現した勉強時間はあくまでも目安です。それ以上必要な人もいれば、それ以下の 人もいます。難易度をわかりやくする説明するための指標と思ってください。 大切なのは時間ではなくどのように勉強するかです。